No.313 感動できません
俺は感動の押し売りってものが大嫌いである。
お涙頂戴のテレビ番組とか映画とか、言語道断。感動するか否かはメディアを享受する側が判断するべきであり、製作スタッフが「感動させてやろう」「泣かせてやろう」てな思惑で作り、享受する側に感動することを強いるのは断固許せない。
特に全米が泣いた等というキャッチフレーズが付いた映画はもう見てらんない。
なんでこんな事を言うかというと、今日は24時間テレビと称して感動の押し売りをする番組をやっているからだ。クソつまらん番組をダラダラ24時間もやるな、というのは前提条件としてさておき、「障害者がハンディを乗り越える姿をわざわざ放映して、視聴者に有無を言わさず感動してもらおう、というか嫌でも感動するだろ、しない方が狂ってる」というコンセプトが激しく気に入らない。
というか24時間テレビほど障害者に対して無礼極まりないものはないよなと、20年以上前から*1思っていた。何故なら、障害者のプライバシーとか人権とか無視して、数字を取りたいってだけで追い掛け回してるだろ。それも面白半分に。
健常者でも腐れマスコミにストーキングされるのは、よほどの人じゃない限り忌み嫌う。(旬なところでは早稲田実業の斎藤とかそうだろ)
それをハンディを背負う障害者に対しても同様の手口でストーキング。相手は拒否反応を示すことにも難がある人かもしれない。そこに付け込んで、例えてみれば軟禁状態に相手を陥れてまで下等な番組作りに精を出す。
ここまでしないと障害者も頑張って生きてるんだってことが俺たちは理解できんとでも思ってるのか?だとしたら番組スタッフ全員死んで詫びろ。
ごく一部の奴らを除いて、そういう事は(個々により理解の度合いの多寡はあるにせよ)頭の片隅には置いてあるもんだぜ。
また、出演しているさせられている芸能人*2はどう思っているのか聞いてみたい。テレビ向けの奇麗事じゃなくて本当のところを。
この性悪番組については*3様々な角度から叩かないとダメだが、とりあえず
本当に感動させたいのなら、茶番のマラソンさせるんじゃなくて、ホノルルマラソンで完走させてみろ。(もちろん本人の了承を得て)
話はそれからだ。