Vol.14 スーパーマリオ1(FC)
知らない人はまずいないでしょう。
国民的超名作ですので、普通にクリアしても挑戦になりません。なので今回はノーミス全面クリアを目指す。さらに以下の制約を付加してみた。
- スターの取得禁止
- 地上/地下ボーナス面への移動禁止
- 各ワールドのクッパはファイアで倒す
- ファイア→チビになるのも不可
なお、この挑戦は先日のオフ(No.419参照)で、某氏にロケハンさせた所、5-1まで到着。氏は腕前が俺とは格段に違うため、一発クリアの可能性も大いにあったわけですが惜しくもそれは成らず、晴れてこれで挑戦として認定されました。
こんな伏線があっての今回の挑戦。前回は黒星を喫しているが連敗は避けたいところ。いざ。
ナレーション:
スーパーマリオ1 挑戦開始
まず1回目のトライ。難なくWORLD 1をクリアするも、次の2-1でパタパタに激突。2回目もリプレイを見るかの如くパタパタに激突(爆)
スーマリは何度もクリアしているため、楽勝と高をくくっていたDaiだが早くも厳しい戦いを予感した。さらに実戦感覚を取り戻せずに、序盤で凡ミスを連発。
ナレーション:
挑戦開始から1時間。ここまでの最高記録が3-1。まだ半分も通過できない苦々しい現状に集中力が欠けていく。そしてついにこの男はやらかした。
23回目のトライでのことだった。
♪チャチャッ チャッチャチャ チャッ ぽぺ♪
最初のクリボーにやられる王道パターン。さらに28回目のトライでも
♪チャチャッ チャッチャチャ チャッ ぽぺ♪
最初のク(略)
緊迫感のないプレイで完全なる中弛み。なんとか流れを変えようとして迎えた30回目。
いつもなら無限1UPゾーンの3-1ラストの階段を颯爽とクリア。この勢いのままWORLD 3,4をクリアし、迎えた5-1。ここからノーミスプレイでは強敵であるキラーとの戦いが勃発。
しかしここを一発クリア、続く5-2もクリアしいよいよ5-3。
面としては1-3の高難度Ver.だが、最後までキラーがランダムに飛んでくる厄介な面。ノーミスクリアでは鬼門となりそうだ。
そして悲劇はここから始まった。この面には横リフトが2個連続する地点があるのだが
なんと2個目のリフトが消えている orz
ナレーション:
想定外のリフト消失
あまりにも無常な幕切れ
また最初からやり直し。これで気持ちが切れたのか、またしても凡ミスを繰り返す。再び5-3に来たのは、約3時間20分後。
今度は2連続リフトを無事に乗り越え、後はゴールあるのみと思いきや絶妙なタイミングで出てきたキラーをよけられずアウト。
今度は言い訳のできないミス。またしても振り出しに戻る。
ナレーション:
スーパーマリオ1 ノーミスクリアに挑戦中のDai。
些細なミスも許されないハードな挑戦、既に開始から5時間が経過。
5-3まで来るのが精一杯という状況の中、この挑戦をクリアできるか否かは、集中力を維持できるかにかかってくる。
次のチャンスが訪れたのはここから30分後、通算72回目のトライ。
5-3、3度目の正直とばかりに慎重に進め、キラーの猛攻を避けきりクリア。ロングファイアバーが脅威の5-4もクリア。いよいよ佳境のWORLD 6。
6-1はジュゲムさえ始末できればどうにでもなる面。しかしまたしても不運が。
ジュゲムを高い位置からのファイアで焼殺し、さあ行くかと思ってジャンプした瞬間。
なんと画面外でチビマリオに劣化 orz
最初は何が起きたか分からなかったが、どうやら穴に落ちたトゲゾーと空中接触するバグでダメージを受けたらしい。
ナレーション:
1度ならず2度までも
今回のDaiはとことんツイていない
非情なまでの不幸、しかしルールはルール。またしても振り出しに。
これには流石に意気消沈したのか、精彩を欠くプレイが続き、次のチャンスは1時間後。既にトータルでは6時間半が経過していた。
再び6-1に挑戦、今度は画面外へのジャンプを避け、不可解なパワーダウンまでも回避。難なくクリア。
6-2はパックンが多いだけ。
6-3は途中からキラーがランダムに出るが5-3よりは易しい。
6-4はパワーアップ直後のファイアバーが厳しい位置にあるが、ここを注意すれば後はラク。
WORLD 7。キラー砲台が多発する7-1は地味に難関。高い位置から発射されるキラーに突っ込む大ピンチがあったが運良くクリア。
7-2,7-3はWORLD 2の強化版だが基本的な攻略は同じ。
7-4は迷路、道筋さえ覚えれば死ぬ要素は皆無。
ナレーション:
そしていよいよ最終WORLD 8、残すはあと4ステージ。ここは一気呵成にクリアしたいところ。
8-1、ロングコースで地上の敵も多い難所だが、ここを何とかクリア。
だが8-2のスタート直後、ここで一瞬の油断から、階段を駆け下りるパタパタと激突しついにパワーダウン。
せっかくなので、まだ残機は減ってないので、せっかくだから参考記録で死ぬまでやってみた。8-3でファイアマリオにリカバリし、ラストの8-4。こうなればもらったと誰もが思った。俺も思った。
しかしゴール手前の水中で、不覚にもファイアバーに激突しチビに。さらにクッパの下をくぐろうとして躊躇した一瞬のスキを突かれ、クッパの炎により焼死 orz
ナレーション:
どこまでも詰めが甘いこの男
ピーチ姫を目前にして go to hell
一気に奈落の底まで落とされた。九分九厘クリアできていた展開で落としたのは痛恨極まりない。これが通算83回目のトライの顛末。
ナレーション:
そしてこのチャンスを逃した代償は大きかった。
この後は漫然としたプレイになり、序盤で凡ミスの連発。何度トライしてもWORLD 5までが限界。次にクリアの手ごたえがありそうだったのは、のべ115回目のトライ。プレイ時間も10時間の大台に達しようとしていた。
6-2で危ない場面があるものの、辛うじてクリアし6-4。しかしここで一瞬の操作ミスからファイアバーにヒットしまたもや失敗。
ここで俺の中では天使と悪魔が囁きを始める。
天使:「WORLD 8まで行けたんですよ?もう少し頑張りなさい。」
悪魔:「これ以上やってもムダだ、諦めちまえよ。」
しかし前回のオバQに続き、またも10時間超えとなる現実に、俺ができることは折衷案を出すことであった。安易にギブアップしてしまうのは良くない。ということでちょっと妥協してルール変更。
ナレーション:
挑戦開始から10時間。
敗色濃厚の状況の中、苦しんだ末の妥協案を出してまで、クリアへの執念を見せるDai。
もはやこれ以上の譲歩は不可能。せめて殉職者を出さずにピーチ姫の元まで・・・
そしてルール変更から30分経過、チャンスが訪れる。
6-3でキラーを避けきれずチビ化、ここからは1機死ぬまでプレイ。WORLD 6,7までクリアするが、8-2の例の地点でアウト。
ただ、このトライで新ルール適用は確かに効果的だということを実感。
それからわずかに20分後。6-2でパックンの撃退処理を誤りチビ化。今度こそ犬死にはできない。
6-3でファイアに戻すも、続く6-4の城は結構難しく、ファイアバーに激突し再びチビ。先ほどのプレイで得た教訓を生かして進み、WORLD 7、8-1を慎重にクリア。
そして8-2。今度は慌てて階段を登らずに、パタパタが降りるのを待ってから仕留める。この何でもない小さなプレイがターニングポイント。WORLD 7から維持してきたファイアのまま、最終8-4へ。
一度しくじった水中ファイアバーも冷静に交わし、クッパと対峙。渾身の思いを込めてファイアを連打し、遂に撃沈させた。
挑戦開始から11時間強。のべ124回目のトライでノー殉職クリアを達成した。
正直マリオを舐めたらアカンわ。集中力を切らす間が無いから想像以上に大変な挑戦になりました。充実感より疲労感ですわ。
クリアはしたけど、あくまでこれは妥協しての結果であるため、今回は勝利とは呼べません。ドローという判定を下したいと思う。
今回もまた納得しかねる結果に終わった感がある。いけたはずなんだがな・・・もっとも、この位なら高橋名人を楽勝でクリアできる腕があれば屁みたいなもんでしょう。
次回はマッドサイエンティストとの死闘が再び・・・