No.204 一周年

本Blogの第1回を書いたのが 2005/1/16。ちょうど1年になる。

飽きっぽさでは誰にも負けない俺だけどよくここまで持ったよ。マジで。

さて、本題。国会ではこれまで速記によって議事録を取ってきたが、ITの波に飲まれて電子システムを導入するらしい。試み自体は悪くないというか、もっと早く導入していても良いぐらいである。

ソースはコイツですが、いくらなんでも議事録ができるのに3日も待たされてはねえ。通常国会って会期のときは毎日あるわけだし。

さあどういう手段で実現するかと言うと

参院の新システムは、本会議質疑や委員会審議の模様をコンピューターでデジタル処理。別室に控えた速記者が、ほぼリアルタイムでモニターを見ながら発言を直接パソコンに打ち込む。映像と音声を特殊処理しているため、速度を遅くして聞くことも可能になる。

テレビで見る限り、国会が行われる部屋には余分なスペースがなさそうだ。そのための別室移動なのだろうが、こうなるとネットワークトラブルが発生し、通信が遮断されたら何もできないという危険性がある。

もちろん導入期間のうちは速記との併用とのことだが、結局は議論の場と同じところで作業をするべきだ。

で、これを読む限り、リアルタイムで取った議事を後でまとめて編集するんじゃないか?いっそのことCGIなりwikiなりを用いて、ダイレクトに更新したほうが即効性があるでしょう。まさかMS wordなんかは使わねえよな?

つーことで、俺はこの試みは基本的には賛成なのだが、根本的な問題として

議員連中の罵りあいの中に、議事を取る価値のある内容はどれ程あるのか?

そして議事録の内容が一般市民に反映されることがあるのか?

これは大いに疑問である。ただでさえ政治不信論者ですからね、俺。