Vol.62 悪魔城伝説(FC)

ドラキュラシリーズは本挑戦では3回目になる。

屈指の名作との評判なんですが、悲しいことに、俺はドラキュラシリーズはリアルタイムでプレイしていない人間。当然コレも未プレイ。

今回も厳しい挑戦になりそうな予感がします。

ナレーション:
悪魔城伝説 挑戦開始

とりあえずストーリー把握のために、タイトル画面からしばらく放置。

そしていざ始めようか、と思ったところで選択肢を見てみると "OPENING" になってるんですね。普通なら "START" とかの文言なんですが、細かいところにも神経を使っているな、といった第一印象を持ちながら、ゲームを始める。

1面。しょっぱなからBGMが秀逸。FCにしては相当なハイクオリティ。ダメージの蓄積で1人死んでしまうが、まあここは楽勝にクリア。

さて次の面・・・と思いきや、上へ行くか下へ行くか、運命の分かれ道。ここは思うがままに上ルートを進むと、そこが2面。

ナレーション:
しかし、何でもない所で意外な落とし穴が。

スタート直後の縦移動。階段の切れ目が分かりづらく、落下事故連発。いきなりコンティニューの連発。

何でもないようなことが幸せだったと・・・じゃなくて、何でもないようなとこで死体の山を積み上げる。実に先行き不安。

ただ、コレは久々にコンティニューは無制限にできるので、そこは救い。実にグラ2(Vol.55)以来だったりします。

2-3ではボス戦、まだまだ余裕。倒すとグラントとかいう人間になるので、ありがたく仲間にし、来た道を引き返せばここはクリア。

3面、夜の森ではフクロウのフクロ叩きに用心。飛んできてからでは間に合わないので、先行予測で対応すること。

主人公のラルフ・ベルモンドの放つムチは若干タイムラグがあるため、早めにアクションを起こさないと逆に反撃を食らってしまう。

3面はボス不在の代わりに、また来た運命の分かれ道。今度は下へ。

4面、沼から出てくるカエルやら泥をかぶった生物が厄介。さらに沼では徐々に体が沈んでいくため、こちらにカエルに負けじとピョンピョン飛んでいく必要がある。

ボスのコウモリは攻撃を受けると分裂するので、逃げ道を確保しながら攻撃する。パワー目盛りが1で挑んだ初戦は惨敗するが、次はしっかりと勝ちきる。

5面。天井が低い上、鋭利な針が突き刺さっている圧迫感のある面。道中で1人死ぬが、5-5のボス戦。早くもドラキュラが出現するが、初代ドラキュラ(Vol.26)で死闘を演じた経験が効いたか、難なく倒す。

するとこいつも我が軍に加入したいとの申し出。来る者は拒まず。名をアルカードと言うらしい。
しかし来る者あれば去る者も。グラントは何も仕事をせずに戦力外通告*1

さらに少し進むとまたも運命の分かれ道。上→下と来たので、また上を選ぶ。しかし上ルートの途中でガメオ(略)。

ここでのコンティニューは、アルカード参入後の5-6(分かれ道の手前)から。今度は下ルートを進んでみると、そこはいきなり6面。

ここのボスは途中で逃走する上、その先は水位が上昇していき溺死の危険が増える。しかし、逃走したボスを追い詰めたら後は袋のネズミ。ボスのライフも減ったままだったので楽勝。

ここまでは思いのほかスムーズに進んでいた。

ナレーション:
だが、このシリーズがそんなに甘いわけがない。

7面。途中で酸性雨(?)によってブロックが溶けたり、逆にブロックが上からアホみたいに降ってきたり。

この落下ブロック地帯、実は落ちてくる順序は決まっている。覚えてしまえばいいが、よけきれずに誤って当たってしまうと立て直しが難しい。

その後、4面ボスのコウモリが再登場するが、こいつを首尾よく倒してからが大変だ。

7-5は、再び落下ブロック地帯。落ちてきたブロックを足場にしてひたすら上へと進んでいく。しかも落下の規則性が途中で変わるので、挙動不審にならないように。

問題は続く7-6。クルリと回転する足場と、サインカーブを描きながら無数に飛んでくる敵のコンビネーション。早く行かないと足場が回転するし、焦ると敵に当たって落下事故。

個人的に激しく嫌いなパターンに、激しくハマる。
製作サイドのほくそ笑みが聞こえそうである。

ナレーション:
気が付けば7面を始めてから2時間半。
いまだにボスにも到達できずに大苦戦。
心が折れそうな状況であったが、ここであることに気が付いた。

そういえば5面で加入したアルカード使ってねえという衝撃の事実(嘘)が発覚。足場が不安定すぎる7-6は、コウモリに化け滑空してやり過ごす。

次の7-7は、上方向強制スクロール。もたついているとすぐに死ねる。

こんな長い旅路の果てに、ようやくボス。ここは3連戦となるのだが、ぶっちゃけ1番最初のミイラ?が最も苦労した。4度目の挑戦でクリア。

ついに鬼門の7面をクリア。ここだけで軽く3時間を費やした。

8面は初代ドラキュラ(Vol.26)のBGMが迫力あるサウンドになって復活。道中は問題ないのだが、問題はボスの死神。不規則なカマをよけるのは至難の業だが、とにかく素早く決着をつけたい。さらに2段階目もあって気を抜けない。

9面。針天井があったり、不安定な階段での攻防があったり、水脈があって移動が難しかったり。

さらに7-6のトラウマ再びの回転床も。ここはコウモリ一択。

ボスの偽主人公は、常に相手よりも上方にポジショニングすると良い。

ナレーション:
挑戦開始から6時間。
難関ソフトの悪魔城伝説も、いよいよ最終ステージの10面。

ですが、画面での表示はA面(笑)
ここにきて16進数を使うのはなぜだろう?

最終面にきて、下への強制スクロールに苦しめられるなどしたが、最後の力を振り絞って進む。振り子の上を渡り歩くと、いよいよ見覚えのある階段が。

音楽も変わった。そして現れたのは、いつものように鎮座するドラキュラ。

今回はテレポーテーションと共に、火柱を吹き上げてくる。火柱をよけるのに適した位置を見つけ出せずにやられ続け、そのままジエンド。

コンティニューで再開するのだが、ドラキュラ戦からではなく、10面改めA面のスタートからやり直し。道中もなかなかに厳しく一筋縄ではいかないものの、何とかリターンマッチにこぎつける。

ボス戦の前に十字架が手に入るため、有効活用させてもらう。

4戦目。火柱を交わしながら、十字架も活用して効率的にダメージを与えていき、ようやく倒すものの、俺は最初から第2段階があると踏んでいた。

その第2段階だが、実はしゃがんでいればダメージを受けない。相手の攻撃をよけた後、カウンターでのムチと十字架で倒す。

さらに第3段階まで進むが、ここで力尽きる。

ナレーション:
敗れはしたが、あと一歩まで追い詰めた。
次はいけるはず。

7戦目。体力を温存しつつ第2段階まで倒す。残りライフは約半分。

ここまで来たら仕留めたい。動く床に乗りながら、魔物(もはやドラキュラとは程遠い容貌)の頭を狙い、十字架を連打する。これでようやく奴に引導を渡した。

そしてエンディングへ。
ちなみに普通に2周目がスタートするが、挑戦としてはここまでとする。

6時間33分でクリアした。そのうち3時間を費やした7面は酷かったです。最後に各面での殉職者数でも載せておく。

1面 1人
2面 9人
3面 4人
4面 3人
5面 4人
6面 2人
7面 55人
8面 23人
9面 25人
10面 12人
合計 142人

総合的に見ると、このゲームはかなり完成度が高いと思う。そりゃ評価が良いわけだ。

次回は、久しぶりにあのマッドサイエンティストの封印を解きます。あのシリーズが復活だ。

戦績はコチラです。

*1:キャラチェンジするまでもなく、ここまで到達したというのが正しい