Vol.17 ドラゴンスピリット(PS)

ナムコのタイトルは本挑戦では初登場。

FC版やPCエンジン版等の移植作もあるようだが、折角ですからアーケード移植のナムコミュージアム収録のものに挑戦してみる。

ナレーション:
ドラゴンスピリット 挑戦開始

まず、このゲームの印象なのだがドラゴン動き遅いよ。
それに加え、翼に弾がカスっただけでもピギャーって音を出すので、操作性はシビアな部類に入る。

今回も長い戦いの予感。

で、迎えたファーストプレイは2面途中でガメオベりましたが、無尽蔵にコンティニューを使いまくる。

ナレーション:
しかし、コンティニューを使いまくればクリアできるほど、このゲームは甘くはない・・・

3面、地上からは沼に棲むカエル?が5方向弾、空中からはクジャク?が5方向弾。当たり判定のデカさも手伝いなかなか前に進めない。ここでは3回コンティニュー。

4面、序盤が大変。背後からやって来る地上を這う敵は、嫌な軌道で弾を吐くため攻撃しづらい上に、空中からはトルネード。ここでは2回コンティニュー。

5面、洞窟の左右の壁に触れてもアウト。道は狭いし、壁は動くし、当たり判定が(略)ボスの巨大クモも厄介な相手。ここでは6回コンティニュー。

6面、ザコ敵の数がハンパじゃないので、打ちもらしてると逃げ場を失う。さらに後半には氷河の壁が登場し、これも触れるとアウト。しかも地上からいきなり出る不気味な顔が嫌らしい。この面だけで突破するのに1時間を浪費し、コンテイニューも11回を数えた。

ナレーション:
挑戦開始から2時間経過。
初のシューティング、ドラゴンスピリットに挑むDai。ドラゴンのもっさりした操作性に手を焼きながら、これでもかと言わんばかりにコンティニュープレイを繰り返し、いよいよ佳境の7面に突入。
この先に何が待ち受けているのか!?

7面は海底面。音楽が随分と神秘的なんですがそんな感慨に浸る間など無い。中盤のカメ軍団?の猛攻とか、終盤の穴から出る龍?なんかは本当に厄介なザコ敵。

そしてボス戦なんですが、こいつは大変だった。

ナレーション:
7面ボス。
まず周囲についているオプションを片付けてから本体を攻撃するのがセオリー。
しかし本体から広角に繰り出してくる弾をかわすのは正に至難の業。

1戦目、2戦目と相手の出方を伺う間に死。そして3戦目、周囲のオプションを全て始末するも、こちらもあと1撃でアウトという状況。さらにボスの広範囲に渡るばらまき弾。執念の一騎討ち。

激しい攻防の末、両者相討ち。これはクリアとなるか?

・・・ということで8面。アレ?何も見えん・・・意味がわからないうちにピギャー→ガメオ(略)

死んだものはしゃあないので、仕切り直しでコンティニューする。

ナレーション:
しかし、悲劇はここから始まった・・・

嗚呼、何と言う神秘的な音楽・・・などと言うとる場合か。クリアした7面に戻ってるじゃねえか orz

もしかしてこの先はリスタートすると7面から?物凄くユーザに優しくない仕様。

さらにクリアしたはずの7面だったが、安定してクリアできない。というのもボスにきっちり勝ち切る事ができない。何とか倒しても、8面の序盤で見えない敵に苦しめられ、ボスすら拝めずに全滅。結局ここから3時間、7面と8面を右往左往するだけだった。

トータルで13回ほど8面に進んだが、いずれも進歩なし。ボスにもご対面できずに力尽きた。・・・後日再挑戦か、ギブアップか?一晩寝てから答えを出そう。

そう思いつつ、悪あがきにネット上で攻略を調べる。すると若干難易度が下がっているNewバージョンというのが、このゲームにはあるらしい。ファイナルアンサーを出すのは、Newバージョンをやってからにしよう。
このように心に決め、再挑戦をすることにした。

ナレーション:
挑戦開始から5時間半。
コンティニューすれば7面に戻される地獄のような仕様の前に、歯が立たなかったDai。
しかし難易度調整が行われたNewバージョンなる存在を知る。果たして今度こそエンディングなるか?

挑戦2日目。Newバージョンを選択して1面から再度トライ。

  • おおライフが3個も!(Oldバージョンは2個)
  • おおドラゴンの動きが機敏!(Oldバーションは愚鈍)

なんと僅か25分で、鬼門の7面に到着。ここでコンティニューに頼りながらも、7面ボスも3度目で撃破。次の8面でガメオベラ、しかしNewバージョンでは8面からの再スタート。

これは光が見えたか?

さて、8面の暗闇で何度かやられながらも先に進むとショーアップ。

ナレーション:
8面ボス。
最終面への扉自身がボスに成り果てた。
弱点は両サイドの目玉。

と、ボス解説するまでもなく、こいつは1回で倒せた。

いよいよ最終の9面なんですがここはNewバージョンでも鬼のような難しさでした。

  • 誘導ミサイル的なオノを投擲する奴
  • 壁から飛び出す槍
  • 壁に張り付いた弾ばらまき装置

こんな連中が一斉に襲い掛かってくるので、前に進むことすら困難を極めた。

そして最も苦戦したのが中盤以降に登場する、鉄球をブンブン振り回す敵。

正確に狙いを定めてくる上に、尋常じゃない耐久力があり倒すこともままならない。ドラゴンの悲鳴がこだまする。何度もコンティニューを繰り返しては死骸の山を築いていた。

ナレーション:
ここで1時間以上を費やすも、ボスにすら到達できない。
もはや過酷としか言えないラストステージ。
満身創痍の中、ついに千載一遇のチャンスが到来。

9面開始から1時間半。運良く炎を吐けるグリーンドラゴンで鉄球地帯へ突入。耐久力の高い鉄球野郎を、これまでの鬱憤晴らしとばかりに仕留めていく。

その後、雰囲気が変わり、巨大カメ、オノ投擲野郎などの猛攻を抜けると、音楽が一変。
3体の首?が出現するが、1戦目は玉砕。続く2戦目は相手の動きを見切って倒す。

しかしまだ画面のスクロールは続く。出てきたザコ敵を倒すとまたしてもグリーンドラゴンに変身、炎を吐ける絶好機到来。

そしてボス・・・なんですがドラゴンの渾身を込めた煉獄の炎の前に瞬殺。

ナレーション:
圧勝。完勝。
だがあまりにも手ごたえがない。
真のラスボスはこの先に居るのか?

画面が切り替わる。ドラゴンは王女らしき人物のもとへ。

そしてスタッフロールが流れる。

ナレーション:
ドラゴンスピリット 見事攻略

エンドロール中、なぜかナムコゲームのリストが。このタイトルは1987年6月発表。丁度
20年前の作品だったとは。

今回は7時間42分でクリアです。(挑戦1日目→5時間22分、挑戦2日目→2時間20分)

歯ごたえのあるシューティングって、こういうのを言うんですなあ。あと中盤ステージ(4〜6面あたり)の音楽は非常にクオリティが高い。だがアーケード忠実移植だけあり、かなり難しかった。もしOldバージョンならギブアップ確定していただろうね。

さて次回ですが、久々にバーチャルコンソールを利用して、初のPCエンジン作品にトライしてみる。かなりクセのあるヒーロー物になるのか?ジャンルは。